剣道を、はじめることになりそう。
ただいま、火曜日の22時38分。私は毎週火曜日にこのコラムをアップする、と自分で決めているわけですが…。あと1時間半で火曜日が終ろうとしているのに、まだこの文章に着手したばかり…。さて、この文章はどこに向かうのでしょうか…。
私は普段は、ある程度、文章の骨子というか方向性というかテーマが定まらないと筆が進みません。文章のコアのようなものを漠然と捉えてから書き出すのが常なのです。ただ今日はちょっと違う。その骨子が見えていない…。この文章がどこにたどり着くかまるで分らないのだけど時間がないからこのまま思いつくままに書き進めてみようと思います。
ライブライティング。思いつくままに書いた文章を最小限の推敲で公開する。そういう実験だと思うことにします。
今日は本当は午後に文章を書く時間をとっていた。だけどその時間が、小さな、突発的なアクシデントにより霧消しました。
私のメッセンジャーに届いた1通のメッセージ。「犬が、捨てられています。」
は??意味が分からない。
令和のこの時代に犬が捨てられている?
私が大切にしている場所に、どうやら数日間、繋がれたままに放置されていた模様とのこと。見つけた人たちもどうしていいのか分からず、保健所に電話しようとしていると…。
保健所に電話しちゃったら…。と想像が膨らんで、いてもたってもいられず。「ちょっと待って!知り合いの伝手を探すから保健所にはいったん連絡しないで」と伝えた。
パッと思いついた犬のことに詳しいであろう、優しさの塊の地元の先輩に相談の電話をしてみた。
その先輩(Sさん)はすぐに動いてくれて、保護犬の活動をしている人に連絡をして、そういうときにどう動くのがいいのか、アドバイスをもらってくれて「塚ちゃん、今から現地にいくよ」と。Sさんは虫歯の処置をしたばかりで歯が痛くてたまらないのに、午後の仕事もあるのに、すぐ動いてくれた。
あたしゃ、本当はこのコラムの文章を書く時間にあてたかったのだけど…。
でも、ひとつの小さな命がかかっている。彼の温かい気持ちに動かされるように、僕はこのコラムのことは脇に置いて、車を運転してSさんを迎えにいった。
犬が置き去りにされている場所に向かう道中、Sさんは僕に「塚ちゃん、剣道やろうよ。剣道は年とってもできるし、日本の魂だからやったらいいよ。背筋が鍛えられるからサーフィンにもいいんだよ」としきりに剣道を勧めてくれた。
仲間たちで剣道をやるサークルを立ち上げたんだって。金曜日の夜にやるそう。
剣道。考えたこともなかったけど、何だか面白そう。そういえば父は剣道をやっていたな。いまから武道を始めるのも悪くないかもしれない…。よし、剣道をやろう。僕も仲間に入れてください。なんだかワクワクする。
現地に着くと、そこにいたのは中型犬の老犬だった。
小さくなって、隅の方でくるまっていた。最初はおびえてか出てこなかったけど、何回か呼び続けるとのそのそと出てきた。上目遣いが悲しげで寂しげで痛々しい。よたよた歩くさま、皮膚の感じ、目の色から10歳前後かなと思う。
柱にリードで結ばれて、ケージと餌の皿と水入れが置かれて放置されていた。
どんな物語でここに置き去りにされることになったのか分からないけど、胸が痛む…。
Sさんがあちこちに電話をして話をつけてくれていたおかげで、その子の命はつながることになりそうだった。すぐに動いてくれたSさん、保護犬の活動をしている方のサポート、動物愛護センターのプロの方たちの協力によって、一時的な避難場所は見つかったし、たぶん、その先の新しい飼い主もきっと見つかることでしょう。
よかった。何とかなってよかった。
改めて振り返ると、なんでSさんに連絡したのかよくわからないのだけど、なんとなくその時はSさんに相談するのが一番だと思った。結果、Sさんは圧倒的に適任でした。ものの3時間でその犬の命は救われた。
そしてなぜかしらないけど、僕は剣道をはじめる運びになりました。
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ライブライティングおしまい。ただいま23:05。20分ちょっとで書きなぐった文章。何の役にも立たないであろう文章。論理的でもなければ感情を揺さぶるわけでもない。でもなんか、こういう雑な文章はきっとAIには書けない(まだ当分の間、おそらく)。
なので推敲はほぼせず、この雑なままの日記的文章をそのまま投稿することにします。
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