イライラDAYSに気づいたこと。
暑い日が続きますね。原っぱ大学は夏のイベントシーズン真っただ中。連日のように海に山に繰り出しています。夏場のフィールド仕事は疲労が蓄積するんです。そして、進めるべきデスクワークが進まなくなる…。イライライラ…。そんな自分をメタ認知してみます。
若かりし頃の私は運転してはイライラし、電車に乗ってはイライラし、人混みを歩いてはイライラし、ときに、人と言い争い、ケンカになったこと数知れず…。詳細は恥ずかしいのでここに書きませんが、相手から攻撃をされた(と、自分が認識すると)攻撃を仕返ししようとする習性がありました。
少年時代に不良漫画を読みすぎましたかね。「あん?おめぇ、今ガンつけただろ??」的な感じでございます。ああ、お恥ずかしい。
そんな私ですがここ数年、自分が好々爺化してきていると自認しておりました。
日々、そんなにイライラすることもなく、他人様から攻撃的なアクションを投げられても、なんとなくふわりとスルーできるようになってきた気がしておりました。おお、ついにアタクシも悟りの境地か。好々爺になる日が近づいてきたか、と秘かに嬉しく思っていたのであります。
ところがですね。
ここ1‐2週間、まあ忙しかったわけです。詰め込みすぎた自分が悪いのですが連日、フィールド仕事が続いて身体がくたくたで。そして、やるべきデスクワークが思うように進まない。家に帰ってきて手を動かしたいのだけど、頭が回らない。眠いから寝る。仕事が山積みになっていく。
原っぱ大学の夏の常ではあるのですが、身体的な疲労と山積みになったデスクワークのプレッシャーでイライラしているのであります。好々爺になりつつあるはずの自分が。イライラ、イライラ。
そして、立て続けにやってしまいました。
ひとつは、仕事終わりにぼーっと運転していたら、パトカーが隠れていることで有名なスポットで見事、一時停止を飛ばしてしまいました。隠れていたお巡りさんが出てきて罰金7000円。無性に腹が立ってきて、危うくお巡りさんとケンカしかけました(ちなみに、若いころは同じようなシチュエーションでケンカしかけてお巡りさんに囲まれて『公務執行妨害でしょっぴくぞ!』と言われたことがあります。黒歴史)。今回はそこまで行く前に引っ込めた(←大人!)。
もうひとつは明らかにこちらが悪いのですが、車を前に出したら左から自転車に乗ってやってきたおじいさんにぶつかりそうになり「おい!」と声を掛けられました。その言い方にカチンときて、「そんな言い方しなくていいじゃねぇか」と反射的に切れてしまったのであります…(キレる大人…、サイアクです)。
キレる。その瞬間はブレーキとか制御とか効かず、回路がショートするように、「あん!?」となってしまったのであります。
少し冷静になったときに、自分自身を眺めてみました。
ああ、アタクシは余裕がなかったのか…。
自分を顧みて気づいた事。それは、身体的な余裕のなさ×精神的な余裕のなさ。これが私を(人を)イライラさせ、キレさせる要因なのだ、と深く納得しました。世に溢れかえるイライラやしょーもない衝突や攻撃の原因はきっとこれなのだ(多分)。
町で怒鳴り散らす人たちも、ネットで粘着質に絡む人たちも、その人の人間性が「悪」というのではなく、もしかして単に身体と心に余裕がないだけなのかもしれない。ここのところの私のように。
そしてそんないっぱいいっぱいイライラモードに入ってしまった人に、「自分をコントロールして」と伝えてもきっと無理なのでしょう(私がそうでした)。身体と心に余裕がなくなってしまっていることにも気づかないかもしれません。
だからやっぱり余裕をもつしかない。身体と心を休ませるしかない。
忙しい我ら、積極的に休むのが一番だ!休もう!休もう!
当たり前だけど、すごく大事なことに気づいたイライラDAYSでございました。
ちなみに、ここ数日で山場は越えまして、フン詰まりをおこしていたタスク群もおおよそさばきまして、私のイライラDAYSはいったん終了しております。どうぞご心配なさらずに。
そして本日から原っぱキッズと冒険合宿です。いってきまーす。

本文とあまり関係ありません。空中を漂うあたし。photo by Miho Oyoshi
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