創業11周年。ずっと同じことを言ってるね

先日、7月16日はHARAPPA株式会社の創業11周年でした。11歳。小学5年生。皆さんに支えられ、気力も体力も十分なやんちゃなお年ごろを迎えられたことに感謝です。いつもありがとうございます。
塚越暁 2026.07.21
誰でも

先日、7月16日はHARAPPA株式会社の創業11周年でした。11歳。小学5年生。皆さんに支えられ、気力も体力も十分なやんちゃなお年ごろを迎えられたことに感謝です。いつもありがとうございます。

去年も引用したのですが、2015年7月16日、創業の日にSNSに投稿したときの文章です。

原っぱ。HARAPPA。

誰も何も用意してくれないすき間のような場所。だからこそ、好きに工夫して好きに遊べる。誰かが用意した借り物でお茶を濁すのでなく、自ら作り出して、感じて、考えて、手を動かす。

失敗もする、怪我をするかも。「答え」も「結果」もなくて、そこで過ごす時間そのもの、プロセスそのものを楽しむ。誰かのせいにはできないけど、その分、誰かに何かを押し付けられることもない。

身も心もぎゅうぎゅうにがんじがらめに詰まった状態でなくて、ちょっと心にすき間をつくって、深呼吸して、自分の感じていることを信じる。発する。

ちょっと抽象的ですかね。泥んこになったり火で遊んだり、木でものをつくったり、びしょ濡れになったり。そういう「生」を身体で感じること、身体の内側からわくわくすること。わくわくに乗っかって身体を使うこと。頭でっかちを捨てて、身体で感じようぜと。

子どもにとってだけでなく大人にとってもそんな「原っぱ的な」時間が大切だと思うんです。

11年前と言ってることがまるで変わらない

11年前の私(37歳!!)、いい言葉を書くな。なかなか端的でストレートだよな。
11年経った今も非常にしっくりくる。そして今の私がここまでストレートな言葉を書けるかは、分からない・・・。

11年前は生成AIなんぞみじんもなかったし、コロナ禍なんて想像もできなかったし、気候変動がここまで当たり前じゃなかったし、こんなに世界中が戦争にピリついていなかった。そして、11年間のこの会社の歩みはバタバタと走り回って、穴という穴に落ちまくる、失敗続きの時間だったのだけど、それでも言ってることの根幹はあまり変わらない。

その時々の思っていることを言葉にしているのだけど、あまり変わらないというのは成長していないからか、あるいは根が頑固だからか、こだわりが強いからか、あるいはその全部だからかしら・・・。

いずれにしろ、軸がはっきりしているのは非常にありがたいことだと思います。
きっと、僕自身にとってこのステートメントは真実なのだと思う。

「ほったらかして遊んでいるのが一番なのかも…」

先日の原っぱ大学の海の活動のときのこと。

とあるお母さんと保育園児の男の子。海で遊ぶのは初めて。これまでスイミングに通わせていたけど、そもそも嫌がるし全然上手にならなかったと。でもその日は海で、ライジャケを着て、浮き輪をつけて、楽しそうに遊んで、泳いで、足がつかないところに行って・・・。

3時間も遊んでいたらすっかり海が友だちになっていました。そんな姿を見てお母さんがポツリと一言。「教えなくちゃとか、習わせなくちゃとか、がんばりすぎていたのかも。こうしてほったらかして遊んでいるのが一番なのかもしれないなぁ」。

なんだかその、お母さんのつぶやきがとってもとっても尊くて、心に残っています。

何が「正解」なのかはもちろん、誰にも分らないのだけど・・・。我が子が元気に水と戯れる姿をみて「これでいいんだな」って我が子のありのままの姿を受け止めたお母さんの姿が輝いて見えました。

まさにこれぞ「原っぱ」。

それは、大きな気づきではないかもしれない。忙しい日常の中で忘れられてしまうことかもしれない。でもそれでいいんです。そういう小さな点の、小さな気付きの、小さな喜びの積み重ねこそが大事だと、ワタクシは信じております。

自然にも、AIとの関係にも『原っぱ」はある

そして2026年。泥んこ、焚火、秘密基地、海・・・といった自然のフィールドに、AIが加わりました。
自然のなかでも、デジタルの領域でも、根本は変わらないのよね。人は遊べる。身体の内側からのワクワクに身を委ねられる。ワクワクに乗っかって身体で感じることができる。ここ数年、AIに触れまくってそう強く確信できました。

AI、AIと私が日々叫ぶものだから、ガクチョーは変節してしまったのか、と言われることもありますが、そんなことはございません。むしろ、11年前の思いのままに、「原っぱ」がデジタル空間に広がっただけです。

自然の中でも、デジタル領域でも。自らのワクワクに身を委ね、失敗をしながら手を動かし続ける、ということをやっていきましょうぞ。なんたってこれが一番楽しいんだから!

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